詐欺的商法は、不正に入手した「名簿」(詐欺商法の被害者、公務員退職者、証券取引経験者など)を利用して行うことがほとんどです。
したがって、一度詐欺被害にあった人は、間違いなく繰り返し狙われます。
このように繰り返される詐欺的勧誘を避けるためには、電話番号を変えることが有用です。
しかし、弁護士が電話番号を変えることを勧めても、「もう騙されることはありません。」といって、これを実行しないまま、繰り返し電話を利用した詐欺的商法の被害に遭う人が後を絶ちません。
我々弁護士としても一生懸命法的手続きを尽くして取り返した金銭が、他の詐欺師に再度取られてしまうのは悔しくてしょうがありません。
詐欺的な勧誘がかかってきた経験のある方は、電話番号を変更することを強くお勧めします。
高齢のご家族、ご親族がいる方は、詐欺的な電話がかかってきていないか一度確認してあげてください。もし電話がかかってきているようであれば、電話番号を変更する手続きをしてあげてください。
払ったあとに取り返すのは大変です。何事も予防が大事です。