先物取引被害全国研究会で講義+今月の1枚

1 先物取引被害全国研究会で講義
 4月21日,22日の両日にわたり,先物取引被害全国研究会が宮崎で開催されました。

 本大会は,自分が執行部としてかかわる最後の研究会であるとともに,研究会冒頭のブラッシュアップセミナーでは講師を担当しました。
 当日は,「詐欺的取引被害救済の基礎 ~訴訟から執行まで~」というタイトルで2時間にわたり講義をさせて頂きました。
 伝統ある研究会での大役でしたので,大変緊張しましたし,準備には多くの(×2)時間を要しましたが,無事終えることができました。

 講義後は,全国の多くの先生からお声をかけて頂き,大変励みになるとともに,本当に引き受けてよかったと思いました。
 荒井先生からも「ご苦労様」と温かい言葉をかけて頂き,こころからほっとしました。
 今回の発表に向けて改めてこれまで当事務所が手掛けてきた事件を整理しましたが,その過程で荒井先生が切り開いてきた様々な分野,その熱意,実行力を再確認する場にもなりました。
 今ある裁判例も,これまでの積み重ねの上にあり,それを獲得にするには様々な努力と熱意があったことを再認識できて,大変貴重な機会にもなりました。

 また,大阪の中嶋弘先生から懇親会の席にわざわざ来て頂いて声をかけてもらいました。
 自分が弁護士のなりたての頃,以前広島で行われた全国証券問題研究会で中嶋先生の講義を聞いたことがありました。内容はとても緻密で高度,大変勉強になったということがありました。
 講義の中で中嶋先生から重要と指摘のあった本はすべて読んで勉強しましたし,その時のレジュメは今でも読み返すことがあります。
 それから6年の年月が過ぎ,あの時の中嶋先生から声をかけて頂いたというのは,弁護士として前に進んできているのかなとの思いも重なり大変嬉しい出来事でした。

 また,いつか自分の成長を感じられるように,これからも日々精進してまいりたいと思います。

2 今月の1枚

海幸山幸号 大堂津-南郷(日南線)

 今月の1枚は,全国先物研宮崎大会の帰りに撮影した1枚。
 澄み渡る空に,青い海,そこに鉄橋を渡る列車が2両。
 南国宮崎らしい,そんな1枚が撮影できました。
 この列車は「海幸山幸」号といい,南九州が舞台とされている日本神話の山幸彦と海幸彦から名づけられたそうです。外観は,日南線にある観光地飫肥の杉を纏い,風光明媚な路線にぴったりのとてもおしゃれなデザインでした。
 気候も良く,人も優しく,観光地にも恵まれた宮崎,またいつか訪れたいですね。