大震災から1年が経ちました。
被災地の方々は、忘れてしまうしかない悲しみを多く抱えておられることでしょう。察するに余りあります。時間が、その悲しみを和らげてくれることを祈らざるを得ません。
大震災からの復興を支えるべき我々はしかし、震災を忘れてしまってはなりません。復興には長期間を要するでしょうけれども、時間の経過によって復興支援を忘れてしまうようなことがあってはなりません。
我々にできることは、何か。持続的にできる、効果的な支援は何か。私は、今までいろいろな地域で持ち回りで行ってきた弁護士会や弁護士の任意団体の一定規模の集会などの開催地を、とりあえず今後20年間ほど、東北の地域で行ってはどうだろうか、と思います。弁護士会の人権大会や研究会の開催は、開催地から、経済的な面でも歓迎されてきています。地元の弁護士会や弁護士には相当の苦労が生じるでしょうけれども、それは、我々周辺の弁護士が支えていきたいと思います。