1 11月は尋問ラッシュ
裁判には尋問という手続があります。
これは,当事者もしくは証人に法廷で話を聞くという証拠調べ手続です。
テレビなどでよく見かける手続です。
実際の法廷は,もっと争点に沿って,事実を聞いていくことになりますので,テレビのように派手に行われるわけではありませんが,重要な手続であることは間違いなく,両当事者の準備は相当な労力を要しますし,当時の尋問も非常に神経を使うことになります。
また,「弁護士の能力は結局は尋問の能力だ」という弁護士もいるくらい,弁護士の力量が問われる場面でもあります。
そんな尋問が,この11月は3回あり,合計14人に尋問を行いました。
なお,二人は無断で不出頭だったので,予定ではあと二人に尋問をする予定でした(裁判所の呼出にも関わらず,不出頭とはとんでもない連中です。)
いやー,聞くも聞いたり,14人。
荒井先生の激務には遠く及びませんが,なかなか得がたい経験でしたね。
もっとも所長の荒井先生は,2週間で4回の尋問の経験があるそうです。
やはりまだまだのようです。
また,荒井先生が尋問をすると,法廷自体にぴーんとした緊張感が張り詰めます。
その域に達するのは,まだまだですが,いつかはという思いはあります。
3回の尋問のうち,2回は同じ裁判体において尋問が行われました。
尋問手続においては,両当事者の尋問の後に裁判官による補充の尋問が行われることが通例です。
今回も,この裁判体の裁判官からいくつかの補充尋問が行われましたが,尋問の視点,注目している点等,非常に有意義と思われる補充尋問がいくつかなされました。
特に,左陪席の裁判官は,自分と法曹の世界に入っての年数は変わらないように見えました。
その裁判官の姿を見て,尋問の技術,視点,証拠の見方等,もっともっと精進していかなければという思いを強くしました。
2 2013秋・鉄道写真コレクション
ということで,やれるだけ頑張ったので,今日はそのご褒美として,この秋のベストショットを公開したいと思います(中には昨年のもあったりしますが,その辺はご愛敬ということで)。
今回は,路線毎にご紹介。
そんな紹介パターン,もう撮り鉄しかいませんね(笑)。
まずは,北から。1番,石北本線は常紋峠。
もう僕の代名詞,タマネギ列車(笑)。
晩秋の常紋峠を旬の味覚を満載した列車がゆっくりゆっくりと登ってきます。
終盤にさしかかった北海道の秋の姿に昭和スタイルの貨物列車はよくあっていますね。
また,同じタマネギ列車を,常紋峠のさらに懐に分け入って撮った1枚。
熊との戦いを覚悟しながら,山々を深く分け入り見つけた撮影地。
このあたりは紅葉真っ盛りでした。
このタマネギ列車撮影行は,カメラの機材を詰め込んだリュックの脇に熊よけの鈴をつけて,小川を渡り,崖を登り,山に分け入っていくのですが,この写真を見ているとその時の熊よけの鈴の「チリーン,チリーン」という音色が頭の中によみがえってきます。
貨物列車見て,熊よけの鈴の音色が響いてくるのはま,僕くらいですね(笑)。
2番。只見線。
これは,只見川に架かる第1橋梁を俯瞰できる場所からSLを撮った1枚。
只見線には,1年に1度だけSLが走ります。
わずか4両の編成の慎ましやかな姿。
美しい会津の山間の姿によく合っているのではないでしょうか。
好きですね?,こういう風景。
この付近の名物は粟まんじゅう。
何とも不思議なおまんじゅうでした(おいしかったですよ)。
次は,同じ場所からこの地を走る普通列車を撮った1枚。
只見川や山々の紅葉を取り入れてみました。
因みに,この写真を撮ったNikkor 85mm f1.8gのレンズ,所内の方の結婚式の写真を撮るということ(名目)で購入を許されたレンズでした。
そんな幸運のレンズは,第2の人生でもよい仕事をしてくれました。
優秀,優秀!
次に,番外編。
当事務所では,消費生活相談員の方と,消費者問題の勉強会を月に1回開いており,自分も毎回勉強をさせて頂いています。
その勉強会に参加されている相談員の方から,「先生,タマネギ列車のブログ読んでいます」(一応当ブログは所内の活動を報告するブログです…),「この間,私は北斗星に乗りました」という話を聞きました。
その時,その相談員の方に,「では今度,北斗星の写真を載せますね」と約束しました。
そこで,今回は,この秋に撮った北斗星の写真も紹介したいと思います。
朝日が北斗星の車体にあたり光り輝きました。
相談員の方は,きっとこの時間は北斗星の寝台で横になって朝日を見ていたことでしょう。
3番。磐越西線。
この弁護士,春夏秋冬,同じところをぐるぐる回っているのかと思われているでしょう。
実は,そのとおりです(笑)
磐越西線は、大盤振る舞いの3本切りで。
まずは,実をたわわにならせ,葉の落ちた柿の木の脇を通り抜ける普通列車。
この妙な風貌をした列車。その色から,通称「タラコ列車」。
国鉄時代を体現するような列車で,撮り鉄はこの列車がくると万歳,万歳。
必至でカメラを向けるのです。
♪た?らこ?,た?らこ?(キューピーのCM風に)
この世界観を感じたい人は,是非撮り鉄ワールドへ!(笑)
次に,夕日を車体一杯に浴びて,黄色いトラスト橋を渡るSL。
夕日を浴びてSLの車体がオレンジ色に輝いています。
このような姿の列車(写真)を,鉄用語では,「ギラリ」と言ったりします。
いいですか,「タラコ列車」に続き,「ギラリ」,しっかり覚えて下さいね(笑)。
そして,本日のおおとり。
それは,「北島三郎!」ではなく,深紅の紅葉の中を疾走するばんえつ物語です!
この秋,1番のお勧めとなっております。
この1枚はもう言葉はいらないでしょう!
真っ赤な紅葉の中を駆け抜けるSLは,ど迫力でした。
それはもう,ちょっと感動もんですらありました…。
3 終わりに
どうでしてか皆さん,少しは秋を感じていただけたでしょうか?
自分の大好きな写真を公開して満足した私は,明日(今日)からまた,業務に精進して参りたいと思います。