判タ最新号(1400号)は「金融商品に係る投資被害の回復に関する訴訟をめぐる諸問題」がメインテーマです。テーマがテーマだけに,私が担当した裁判例が当たり前ですが複数紹介されています。4つくらいですかね。やはり,裁判例は公刊されると,こうして様々な議論の対象になり,存在意義を増していくということを実感します。
拙著「Q&A投資取引被害救済の実務」も,「住所(現在のそれも過去のそれも)不明の被告に対する公示送達を経た判決による強制執行の方法」という「何それ?」級のニッチな論点に関する部分に引用されています。
判タのこの論文,もうちょいそこ,詳しく!という部分も多いですが,この分野をやっている以上はこれから読了せねばならない,重要な参考文献ですね。