本来ならば,今回は佐藤先生がブログを書く順番なのですが,ちょっと書きたいことがあると,佐藤先生に何とかお願いしてブログの順番を代わってもらいました。
先日,弁護士になって初めての法律相談(消費者相談)に行ってきました。
法律相談は,主担当と副担当に別れ,二人一組になって,相談者からの相談にあたります。
この日の自分は副担当。
主担当は,自分が尊敬している消費者問題の大先輩の先生でした。
法律相談に来られる方は,皆,悩みを抱え,もしくは被害に遭い,追い込まれた状況で来られる方がほとんどで,何とか被害を回復して欲しい,傷ついた心を慰謝して欲しいと切実に訴えます。
自分としても,「何とかしてあげたい」という気持ちと,一方で,ただ現実に(法律的には)相談者の請求が成り立つのかということを冷静に判断するというクールな分析力が求められます。
この日の相談者も本当に困っている人で,何とかしてあげたいと思う反面,法律的にそれが簡単でないことも感じられる事案でした。
主担当の先生は,そのあたりのニュアンスを正確に相談者に伝えており,さすがだなと思いました。
事務所では,当事務所の代表の荒井先生と相談に入ることが多く,荒井先生からもいつも多くのことを学んでおりますが,それとはまた違った雰囲気で非常に勉強になりました。
さて,いつも脱線する私のブログですが,今日も脱線します。
今回の法律相談センターに行ってみると,なぜか見覚えのある道のり。
「おう,これは母校に通っていた道ではないか。」
ということで,法律相談の帰り道に,久しぶりに10代の青春を過ごした我が母校である巣鴨高校を訪れました。
久しぶりに見る母校は,みんなでよく寄っていた駄菓子屋がなくなっていたりはしましたが,自分が通っていた頃のままに見えました。
自分は中学,高校と野球部(因みに母校では部ではなく,班といいます。)に所属していたのですが,あの頃の仲間のこと,苦しかった夏合宿(特に地獄のノック…),そして,最後の夏の最後に負けた試合…,その頃はしんどかったけど,今思えば多くのことを学びました。
また,校長先生が朝礼で,「諸君は,『心優しい力持ち』,そんな人間になりなさい。」といつも言っていたことも今でもよく覚えています
(実際は進学校なのですが,あまり勉強のことは思い浮かばず,思い浮かぶのはそんなことばかりでした。勉強を教えて頂いた先生方,すみません。)。
当時お世話になった顧問の先生,
先生に指導して頂いたことは,司法試験の時の心の支えになりましたし、社会人になった今でも本当に役に立っています。
ありがとうございました。
色々なことがあった一日でしたが,思い出に残る一日になりました。