集団訴訟を相次いで2件提訴

 さて,8月中に提訴,と公言していた2件の集団訴訟を無事提起しましたのでご報告します。

1 8月29日,株式会社Quess Paraya,エターナルファンド株式会社ら2法人4然人に対して,16名の原告が集団で損害賠償請求を提起しました。
提起先裁判所:東京地方裁判所
原告16名(全て自然人),東京,神奈川,埼玉,千葉,愛知,山梨在住。
請求金額合計:1億2086万3050円(請求金額56万1000円から3085万5000円)
 この集団訴訟とは別に,幹部男性らに直接勧誘されて資金集めをするよう言われ,クエス社と同様の地位にいたが,他者の勧誘を余りせず,勧誘してしまった者に対しては被害弁償をした女性が,自身の被害について賠償を求める訴訟も同時に提起する予定。東京都在住,名義は都内所在の法人,被告はクエス社及び伊藤を除き同上,請求金額527万円。

2 8月31日,株式会社スピーシー関連事件についても損害賠償請求訴訟を提訴しました。大阪地方裁判所(管轄を理由とするものであり,本件商法の中核が大阪所在のスピーシーであるとは考えていない。)
原告43名,東京(13),熊本(8),福岡(6),神奈川(4),兵庫(2),鹿児島(2),千葉,岐阜,岡山,広島,大阪,愛媛,宮崎,長崎各1。
請求金額合計:2億9145万4130円(交付金額及び弁護士費用相当損害金)
請求金額100万円?2600万円
平均請求額約677万円
男女比,男15:女28
年代比:20代1,30代12,40代8,50代7,60代9,70代5,80代1
被告:46(9法人37自然人)。幹部構成員,代理店群,上位勧誘者群

 それにしても,いくつになっても,夏休みの宿題というものは8月最後の週に残ってしまうものなのですね。