新たな先物被害の再来か?株365?

 株365と称する取引所株価指数証拠金取引についての相談が立て続けにあった。先物会社ないしその系列の業者が参加しているようであり,被害相談もそれらの業者のものであった。被害の内容も旧来の先物被害を彷彿とさせる,反復売買による手数料稼ぎであった。取引所が両建を取引手法の一つであるかのように扱っているところには,先物会社の得意の手法を助長させる危険性を孕んでいるようにも見える。先物被害は収束方向に向かわせることができていると思っていたが,証拠金取引商法被害の根絶には,なお,遠いのかも知れない。