12月12日に,当事務所の会議室に,クレジット・リース被害対策弁護団に所属する弁護士が常時10名ほど詰め,特設電話を設置し,悪質出会い系サイト被害・全国一斉110番を行いました。
出会い系サイトのみでなく,有料メール交換,競馬情報,ドロップシッピングなどの問題を対象にする110番であり,全国の同種弁護団が協力し合って,全国一斉110番として実施したものです。
110番については昼ころNHKの報道がなされましたが,この種の事案の被害者はあまり日中にテレビを見ることもないのか,相談件数はあまり伸びませんでした(先物被害110番などの時はNHKの報道により相談件数が飛躍的に増加しました。)。
寄せられた相談には,人の弱みにつけ込むような悪質な事例も相当数あったようです。
これら被害は,今まで「出会い系サイト被害」とか,「出会えない系サイト被害」などと呼ばれてきましたが,異性交際を目的としないサイトなどをきっかけとする被害も急増しているようであり,「メール交換サイト関連被害」とでも呼ぶのが適切なのかも知れません。
いずれにせよ,個々の被害者が正しく損害の賠償を求め,悪質業者にこの種商法が「割に合わない」ということを知らしめることが必要であると思います。